基礎事業 business
当社の基礎事業について
広島市をはじめとした海岸沿いには埋め立て地や堆積層が多く点在しています。これに対し「既製杭(コンクリート杭・鋼管杭)」や「場所打ち杭」など数多の杭と、多様化する杭基礎工法の中から現場のニーズに適したものを選定し、材工一括で施工管理を行っています。さまざまな構造物の基礎を“縁の下の力持ち”として支えることで未来都市を実現していきます。
既製杭工法
オーガーヘッド・スクリュー・撹拌ロッドなどを使用し、所定深度まで掘削後、工場で製造した既製杭(コンクリート杭や鋼管杭など)を掘削済みの孔内に所定深度まで埋設する工法です。バリエーション豊かな設計と幅広い機械のラインナップで、コストパフォーマンスに優れた最適な工法を選定できます。
場所打ち杭工法
ハンマーグラブ・ドリリングバケットなどを使用し、所定深度まで掘削後、鉄筋かごとトレミー管を建て込んでコンクリートを打設し、杭を現場で築造する工法です。既製杭工法と比べて岩盤や地中障害物なども強力に掘削でき、大口径で長尺な杭でも継ぎ手なく施工が可能です。施工ヤードが狭く、荷重が大きいマンション等の施工に適しています。
柱状改良杭工法
改良対象である土をセメント系固化材と撹拌し、コラムと呼ばれる円柱状の改良体を形成する杭を使用します。比較的小規模な建築物の基礎や、盛土の沈下・すべり対策、土留め壁、止水壁など、幅広い用途に利用できる機械のラインナップを揃えており、コンパクトで経済性の高い工法です。