当社は、1969年の設立以来、コンクリートポール、コンクリートパイルを中心としたコンクリート製品の製造販売、工事などを展開し、電力と通信のインフラを支え続けてまいりました。
当社の主力製品であるコンクリートポールは、セメントの一部を火力発電所から回収した「石炭灰」で代替するとともに、廃棄ポールを破砕処理し、分級した「再生骨材」を活用した全国で唯一、オンリーワンの資源循環型。2017年には製造累計200万本を達成しています。
また、コンクリートポールの補修工法として、全国に先駆けて導入したナンバーワン技術が「アラミド繊維シート」を用いた補修工法です。今後は、このナンバーワン技術をポール以外のコンクリートの補修にも適用拡大し、インフラの長寿命化、ひいては環境負荷低減に貢献していきたいと考えています。
再生可能エネルギーの導入が進みつつある中、今もベース電源として電力需給を支えている石炭火力発電。そこから回収される石炭灰は、実は環境にも優しいとても有用なリサイクル資源です。
当社では、コンクリートポール以外の分野でも石炭灰の有効活用を進めています。そのひとつが、石炭灰に少量のセメントと水を加えて造粒した「Hiビーズ」。島根・鳥取両県をまたぐ中海の水質改善事業に採用されるなど、活用のエリアを全国に広げています。
私たちは、中国電力のグループ企業として長年蓄積してきたコンクリート技術を核に、これからも時代のニーズに応え、常に新たな可能性に挑戦していきたいと考えています。
取締役社長
吉岡 一郎