コンクリート試験、材料試験、性能確認試験を行っています。
工場で製造しているコンクリートポールが基準に適合しているかを確認する試験を行っています。なかでもコンクリート試験は毎日で、圧縮強度を確認しています。まず、スランプコーンと呼ばれる円錐状の器具にコンクリートを詰め、その器具を上に引き上げて、コンクリートの高さがどれだけ下がったかを測定し、コンクリートの固さや流動性を見極めます。次に、遠心供試体と呼ばれる圧縮試験用の試験体を製造して、強度確認を行っています。
子どもの頃から、なぜか電柱の作り方に興味があったんです。
電柱にもたれて「ダルマさんが転んだ!」をして遊んでいた頃から、普段何気なく見ていた電柱や電柱の作り方に興味があったんです。大人になってからも、ものづくり全般に興味があり、製造業を志望していました。中国電力グループという安定感と、福利厚生のしっかりした働きやすい会社であることも魅力的でした。例えば、有給休暇も1年目10日、2日目12日と、年に2日ずつ増えますし、入社を決めて本当に良かったと思っています。
安全なポールを世に送り出すための最後の砦だと思う時です。
電気がないと誰も生活していけない世の中、自分が良品と判定した電柱が多くの人に役立っていることにやりがいを感じます。日々繰り返し行っているコンクリート試験は、安全な商品を世に送り出すための重要な仕事です。その誇りを胸に淡々とこなしていますが、コンクリートにスコップを挿入した時の抵抗力で「今日のコンクリートは最高だ!」と感じたり、そんな面白さもあるんですよ。
先輩の助言を参考にして、逃げずにひたすら向き合います。
入社後すぐに配属された私の原点は、鉄筋班でした。覚えることが山のようにあって、作業にまだ慣れていない頃は、先輩たちによく叱られたけれど、先輩たちはいつも必ず見守ってくれていて、私が壁にぶつかる前に助けてくれました(笑)。先輩たちは仕事には厳しいけれど、仕事以外では和気あいあいとしたアットホームな雰囲気。休みの日に、先輩たちと大好きなゴルフに行くことも。プライベートの話もできる良好な関係を築いています。
コンクリートの見極めができるスペシャリストになりたいです。
コンクリートは、原材料の配合が同じでも、その日の天気や骨材の状況によって、仕上がりがまるで異なります。コンクリートの状態を見ただけで、コンクリート試験の結果が予測できるような、コンクリートの違いが分かるスペシャリストになりたいです。そのために、いま持っている資格「コンクリート技士」の次のランク、「コンクリート主任技士」の取得をめざして日々精進しています。